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2008年6月17日 (火)

日記

多田富雄氏のインターネットの中で次のような文章がある。
『鶴見和子氏の場合、十一年前に脳出血で左半身マヒとなり、この間十年以上にわたってリハビリを続けてきたが、今年になり、「二箇所の整形外科病院から、いままで月二回受けていたリハビリをまず一回に制限され、その後は打ち切りになると宣言された。医師からはこの措置は小泉さんの政策ですと告げられた。その後間もなくベッドから起き上がれなくなってしまい。二ヶ月のうちに、前からあった大腸癌が悪化し、去る七月三〇日に他界された」』
あの鶴見和子さんがこのようにあったのかと思うと、愕然とされる。日本の医療はどうなっていくのだろうか。入江さんのお父さんも、癌で病院を転々と変えなければならなかった。その挙句の果てに亡くなった。末期癌であっても、長く病院に入院していられないシステムとはなんなのだろうか。それに病院に毎月数十万円も支払っていた。あの時は、私は何も出来ないでいた。ただ見守るしかなかった。今高度先進医療の時代を迎えているのに、医療費を削る政策とは、国民の生命をなんだと国は思っているのか。貧乏人は、早く死ねということらしい。確かに無限に医療費があるわけではない。でも末期にいる病人に対しては、温かい思いやりのある制度にしてもらいたい。
昨日古本屋で『ナイチンゲール著作集全三巻』を3500円で購入した。ぜひナイチンゲールは読んでみたかった。もっといろんな勉強をしなければならない。本当に人の為になる生き方を求めて生きていたい。