田川紀久雄詩語り日記
素晴らしい語り手であり唄い人である詩人からハガキを頂いた。聴き手の心を掴むには誰よりも精進に励むしかない。それをつらく思うか楽しみと思うかによって聲にも影響する。はっきり言って楽しみでもあり苦しみでもある。その心のバランスを身に掴むことである。厳しい生き方にこそ、本物の聲が生まれる。血の滲む思いで芸人たちは生きてきた。言葉で言わなくても聲を聴けばわかる。聴き手に愛を届けるということは生易しい世界ではない。詩人の聲の中でもその闘いを分かち合える人に出会うことは幸運なことだ。聴く人に対しての礼儀でもある。
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