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2022年3月21日 (月)

田川紀久雄詩語り日記

末期ガンの詩集はどうしてもうまく語れない。なぜなのだろうか。詩語りの語り方には自信を持っていたはずなのに、言葉が聲に乗ってこない。早い話だが、語りがしっくりしてこないのだ。
公園課に誰かが、変な人がいると電話を掛けたのだろうか、数日前に公園課の人が二人できた。ほとんど誰もいないので稽古を続けてきたのだが、コロナ禍の中では聲を出すことには割合うるさいものだ。部屋では大聲を出せない。小聲では詩語りにならない。日本の芸道の世界は、大聲で語るものなのだ。それ鍛え上げた聲で。落語も講談も浪曲もささやく聲で語っていては、芸にならない。
昔は路地裏から三味線の音が聞こえてきたものだ。今は庶民の生活が崩れ去ってしまった。何か寂しい感じがする。

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