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2017年10月 5日 (木)

田川紀久雄日記

詩語りは何年経っても難しいものだ。詩を聲に乗せるのはとても厄介なことなのだ。ただ聲にだして詩を読むことが朗読と思うことは誤りである。このことが解らないと、いつまでたっても朗読は向上していかない。これは教えて理解するものではない。語ることの苦労を通じてしか解らないものだ。そのためには日々の精進が求められる。いま私が聴きたい詩人の聲はいない。今の私は詩人の前でライブを行いたいとは思わない。淋しい限りだ。

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