田川紀久雄日記
今年の夏は暑くなるという。九月に入っても暑さが続くという。昨日「操車場」の印刷の途中で熱中症になりそうになった。気分が悪くなりめまいを感じてしまった。残りの印刷を今日中に終わらせたい。
今月はお金がどんどん出て行ってしまった。支払いに追われる生活はつらい。そのためにも詩集やCDが売れると助かるのだが、世の中はそんなに甘くはない。
幼少時代から苦難の連続であったが、いまこうして詩を書けていられることを思えば苦難も人生で大切なものであることが身を持って感じる。苦難を人生の糧として生きる歓びに変えてくれたのが詩であった。他者は詩として認めなくてもそのようなことはどうでもよい。大切なのは私が詩と思って書いてゆくことに意味があるのだから。そして、その詩を語ることで本当の幸せを見出してゆきたいと願っている。稚拙、素朴、祈りの心を持ってこの世界を開拓してゆきたい。誰のために役立たなかったとしても、自分のために生きる糧となっただけで充分である。そのことによって詩は小さな世界から解放されてゆくのだから。詩は無限な無垢の世界である。それ以外のなにものも必要としていない。
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