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2016年5月13日 (金)

田川紀久雄日記

聲を出し、そして詩を書いていくと常に迷いが生じてくる。このことが詩語りを深めていくのだろう。迷いが深ければ深いほどそれを詩で探索していける。今書き始めている詩集はそのことを書いている。題はいまだ未定だが、そのうち全体像が視えて来るだろう。人は迷うことで成長していける。
明日一年ぶりのライブではやはり迷いが生じている。このライブは聲を録音するために企画した。なかなか聲を録音できる場が見いだせない。ライブ感覚で録音するのが良いのだろうと判断して今回のライブを決めた。これを続けていくか明日やってみないと何とも言えない。
それと私たちの聲を聴きたいという人が集まるのだろうかという不安もある。『詩人の聲』のときもお客はほとんど集まらなかった。お客を集めることは詩人にとって一番苦手なことである。やはり誰かが企画してくれるのが良いのだが、そのような人はなかなかいない。詩人の朗読会も、朗読する人がお客でもあるといういわば不思議な状況である。純粋に詩の朗読を聴きたいという人はゼロである。この状況を打ち破らない限り、詩の朗読の世界は拓けていけない。

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