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2016年5月12日 (木)

田川紀久雄日記

桝添知事の公私に対する考え方が甘すぎる。これは多分石原都知事時代を引きずっているのかもしれない。あのときオリンピック時の予算の使い方は異常だった。税金であることを忘れている感がする。
詩語りにとってテキストが大切である。確かに詩の内容によって語るときの気分が変わる。それはテーマが外に向かっているものは語りやすい。内にこもったものはやはり語りずらい。ライブの時はお客相によってテキストを選ばなければならない。
詩人の朗読を聴くときには、何を朗読するのか、それと聲の力はあるのかを問わなければならない。詩人の朗読だからといって高いお金を払ってまで聴くに行く気にはならない。まず詩人の魅力も大切であろう。知名度があるなしはまったく関係がない。かえって知名度のある詩人の朗読はつまらない。朗読に懸けている詩人はほとんどいない。相撲のようにランク表があると解りやすいのだが、そのようなものが出来る基盤がまったくない。詩人ですら朗読を聴きたいと思っている人はいない。他人に無関心なのが今の詩人の態度である。

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