田川紀久雄日記
夜中か、女の人の泣く声が聞こえてきて二時ごろから眠れなかった。
腰が悪いせいか、夕方になると足の血行が悪くなって立っているのも辛くなる。急に気温を高くなってきたためか身体がなかなかついていけない。やはり老いを感じてしまう。
「たぶの木」の原稿が届いているが、Sさんの仕事が終わるまで手が付けられない。高畑耕治さんと山下佳恵さんの詩がとても良い。哀しみの美しさと、人生への応援歌もよい。このような詩は、詩を読まない人たちに読んでもらいたいと思う。出来れは朗読をして人々の心の寄り添う世界を築いていけたらと思う。活字で読むよりも、聲として届けたい。詩人は他者に詩を届けるのが苦手のようだ。私の理想は吟遊詩人である。人々の心に愛と分かち合う心を届けることを望んでゆきたい。
詩誌受贈『グッフォー・65号』
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