田川紀久雄日記
昨日は嫌なことがあった。ある詩人が私の語りに対して、詩人の朗読は静かに読むべきだというのだ。詩人同士の狭い世界しか知らないからいうのだろう。演劇をやっている人はそれに反対してくれた。詩人というものは自分ができない世界は反対する習性を持っているようだ。詩人の朗読は他の世界の人が聞いたら通用しない。詩人はいつも仲間内の人しか聴きに来ない。私はできるだけ詩人の世界で語りをしたくないと思った。本物の詩を語る人間になってゆきたい。詩人たちは『詩人の聲』という世界を誰も理解しないだろう。これが今の朗読の現状なのだ。これはとても哀しいことである。
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