田川紀久雄日記
昨日「詩朗読きゃらばん」に行く。なぜあの狭い空間でマイクを使うのか解らない。自然の肉聲の響きこそ詩の魂を届けるのにはふさわしいのである。私は十分の予定であったが、一篇だけ語らせてもらった。詩人たちにより津軽三味線の山本竹勇さんに感動してもらった。私の語りはまさしく魂の聲としか言いようのないものであったと。ある詩人は私をまったく無視していた。詩人には知名度なんて何の関係もない。大切なのは、いま本当に真剣になって生きているかということなのだ。でもいまの私は聲の伝道師として語れる場を見つけて行かなくてはならない。そして銭のとれる場が欲しい。なぜなら生活が大変だからである。山下佳恵さんも素直な朗読で好感が持たれた。高畑耕治さんにもお会いできてうれしかった。銭を払っても聴きたいという語りをしてゆきたい。
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