田川紀久雄日記
空海によれば言葉や聲は単なる伝達ではなく、それは真理の世界に繋がっているという。真理を表現しているから、言葉や聲には感動に繋がってゆくのである。詩語りはこの言葉と聲の車輪なのである。普通の朗読は言葉の伝達を目標にしているが、詩語りは真理との出会いの感動をめざしている。この違いはとても大きい。
安倍政権は防衛費の増額と沖縄には予算の減額をする。このことは国民を裏切ることだ。経済の発展といいながら実は集団的自衛権を押し進める政策でしかない。そして生活保護費も削減する。貧乏人は死ねといっているようだ。
詩をあと一篇書けば『空華』という詩集は書き終わる。言葉は私の精神をさらけ出してくれる。そして空海がいうように真理を垣間見せてくれる。そのテキストを聲で表現していけることは生きていて最高の歓びである。ライブを行うとかそのようなことは問題外である。腹の底から聲を撃つことは詩人にとって最高の行為なのである。
« 田川紀久雄日記 | トップページ | 田川紀久雄日記 »


コメント