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2015年1月 5日 (月)

田川紀久雄日記

文部省が大学で哲学や文科系を外そうとしている。人間の生き方にとってもっとも大切なものである。国には国民を総白痴化しようとしているのだろうか。戦争をしたがる人間が国を動かそうとしている。集団的自衛権や憲法改正がそれにつながる。集団という言葉の中に人間の知覚が麻痺していく。それを食い止めるのが哲学や文化である。
では詩は何なのだろうか。それは生の喜怒哀楽を素直に歌えることだ。生存の根幹をなす世界を描ける。それを聲をあげて歌えるのが吟遊詩人である。詩の魂は詩の技術ではない。素朴な魂の響きである。詩の言葉だけに詩があるのではなく、人間そのものが詩であることを忘れてはならない。今私はそれに向かって詩を書き詩語りを行っている。詩誌『たぶの木』はそのような世界を築いてゆきたい。妹の死を越えて新しい世界が視えてきた。もう今月は二篇の詩を書いた。私の心に賛同する友を作ってゆきたい。人間として詩人としていまの体制と向き合っていたい。

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