田川紀久雄日記
朝起きると頭がふらふらして、俺は誰だと独り言を言ってしまう。詩とか詩語りには出口がない。私のように次から次えと詩集を上梓しているとふっとした瞬間に奈落の底に落ち込むような気分になる。
科学に疎い私は朝永振一郎著作集の「科学と人間」を読み始めた。詩人には科学という世界は苦手であるが、朝永さんの本を読んでいるといろいろと考えされる。いまの科学は確かにお金のかかる世界になってしまった。詩も科学のように真実を探索する面がある。現代詩にはそのような人間の存在とは何かを問う作品は少ない。私は愚直になって詩語りの世界を追及している。他者には興味のないことかもしれないが、私にとって存在を問うことの役割を果たしている。
詩誌や詩集を読んでいて、私なりに感動した作品に出会うと、著者に「良い作品にであえました」と書いて送っている。これも一つの人明かりである。そして詩に寄り添って生きている証にもなる。
« 田川紀久雄日記 | トップページ | 田川紀久雄日記 »


コメント