田川紀久雄日記
集団的自衛権のテレビ討論会を見ていても虚しさを感じるだけだ。彼らは本気で平和な世界を考えていない。ここで大切なのは素朴な心ではなかろうか。宗教的にいえば、人を愛する心だと思う。あるいは仏性を究めることである。その一点から武器を持たない国づくりを願いたい。そのようなことは不可能だといわれようが、それを成しとげようとする心のありようではなかろうか。人に馬鹿にされようが構わない。そのような生き方をしたいものだ。
中村文昭さんからカンパをいただいた。それでプリンターのインクを買うことができた。プリンターのインクが高すぎる。
昨日も詩を書いた。「八木重吉の夢」という詩である。詩は読まれない、そして朗読には人が集まらない。それでも詩を書き、語りを行い続ける。それはなぜなのか。それは生きる真実を求めているからだと思う。
上野芳久さんは詩には、この真実を見つめようとする強い闘いの詩を感じる。ここには読者など無用なのだ。私もこの境地まで達したいものだ。詩を書くことも、詩語りも私が生きるためのいのちなのだと、それだけでいいじゃないか。詩集とビデオを残していければと思っている。シューマンの交響曲の一番を聴く。
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