田川紀久雄日記
詩を書いていて人に褒められたいという気持ちを持たないことだ。出版社はそのような詩人をカモにしようとしている。私の知り合いもそのカモになった人がいる。もう七〇歳を過ぎている私には周囲のことなどあまり気にならないが、詩人の弱い心を利用して商売をしているものを見ると腹が立ってくる。もう私は詩の世界に対して夢を持っていない。
八月に『哀しみを越えて』ができる。ただ自分が書いた作品をひたすらまとめていくだけだ。七月は詩を七篇書いた。そしてそれを語ってゆくまでのこと。
詩誌受贈『詩遊・43号』
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