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2013年12月 8日 (日)

田川紀久雄日記

詩というものは味わうものである。味わうためには聲をだしてみることだ。ひたすら味わうことでその詩の良さを見出したい。だから詩を批評したいとは思わない。仲間どうして誉めあってはダメだとか、厳しく批評しあうことが相手の為になるなどとは思わない。詩というものは、悪いものは悪いだけだ。良い詩は良いものである。いま評判な詩人の詩だって数年たつと誰も振り向かない。H賞をとった詩人でも、いま活躍している人は少ない。詩はあくまで賞とは何の関係もない。自分にとって好きな詩人や好きな詩を見つけることが大切だ。文学であるからやはり読んでいて楽しいとか、心を癒してくれるとかいうものに惹かれる。そのような意味では私は詩に関しては素人なのかも知れない。素人だから自由に視られる。生きているそのときに私の心に寄り添ってくれる詩を求めていたい。そのような詩に一篇でも多く出会いたいと願うだけだ。

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