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2013年12月30日 (月)

田川紀久雄日記

詩を上達するには、人生の重荷を背負うことである。そして書いて書きまくることだ。そこにはもう詩と言う範疇を越えるものが生まれてくる。ランボーがそうであったように自分の人生に逆らうことも必要かもしれない。そして宮澤賢治のように法華経の精神で生きようとすることで、今までにない詩が生まれてくる。しかし世の中の時流に乗れないと誰からも相手にされないで終わることもある。だれも詩では飯が食えないのだから、人の意見など聴いていてもしょうがない。要は自分の求めている世界を徹底的に書きまくることだ。先生といわれる詩人たちの詩もたいしたことがない。詩の世界には先生など必要がない。自分の強い意志と忍耐力が自分にとっての先生なのだ。
私にとっての先生は末期癌と宣告されたことと、詩語りの神様が私のいのちを救い出してくれた。いのちを言葉にして、それを聲にして行くことがいまの私の仕事である。今年もあと一日だ。この一瞬一瞬を大切にして生きていたい。

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