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2013年12月25日 (水)

田川紀久雄日記

庶民は景気が上昇したとは感じていない。給料が上昇したというが基本給はまったく以前と同じである。ボー^ナスが少し増えたとか残業が多くなったとかで、気分的の上昇気分に錯覚しただけである。年金もほとんど収入のない者には、嫌な世の中になっているだけだ。
昨日神谷恵さんから電話が来た。哀しみの美しさを描ける詩人だ。詩人であると同時に小説もたくさん書いている。「たぶの木」を通して素晴らしい詩人に出会える。苦しみの中でもいのちがひかり輝いている。そのような詩人に出会えることは生きていることに勇気を与えてくれる。
今日はクリスマスである。私はキリスト教徒ではないが、この時期に決まって聴く音楽がある。それはバッハの「マタイ受難曲」である。私はこの曲を聴くことによって何度となく救われてきた。そして人の聲の美しさを再認識された。
詩誌受贈『柵・2号』

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