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2013年12月24日 (火)

田川紀久雄日記

一流になるには周囲の応援と素晴らしいコーチが必要だ。独学だけでは一流になるには困難である。そういう意味では詩の朗読の世界は、話にならないほど絶望的な世界である。お金を払っても聴いてみたいという詩人がいない。詩集すら買っても欲しいという詩集がなかなか出てこない。この絶望的な世界で詩人は新たな光を求めていのちを削って生きていくしかない。私たちは言葉によってずいぶん助けられている。それが詩の言葉でないのが残念だ。宗教・哲学・文学から多くの言葉を吸収して生きている。言葉なくしては人間は生きられない。人間を豊かな心にしているのはそのほかに音楽や絵画がある。哀しみから救われるのはこれらの世界からである。
詩を語ることは本来凄いことなのだ。詩人ですらそれがわかっていない。語るにはやはり一流を目指さなければ意味がない。感動というものはそれを目指して努力している人からしか生まれてこない。だから本当に詩を語れるのはほんの数人しかいない。私もその仲間にいたい。そのためには心をうつ詩を書いてゆきたい。

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