田川紀久雄日記
辺野古埋立を仲井真知知事が了承する方向にある。辺野古住民は反対しているのに安倍政権の前には折れてしまう。私たちは何も出来ないまま自然が壊されてゆく。いかに平和を守ることが困難かを痛感する。平和で暮らしていることは、どこかを犠牲にして成り立っている。つねに弱い立場の人達が犠牲を強いられてゆく。平和で暮らしている人たちが、苦しんでいる人達に対して無関心になることがいかに哀しいことか。本当の幸せは自分だけの幸せであってはならない。それは私に言わせればとても不幸な生き方だと思う。個人的に出来ることはほんの僅かなことしかない。そのほんの僅かな心遣いこそ大切なのではなかろうか。
私の詩人としての仕事は、そのことを詩に表現していけるかをつねに問い続けてゆくことである。絶望は逆にその絶望によって救われることもある。書くことの行為とはそのようなものなのかも知れない。
「たぶの木・9号」が出来上がった。
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