田川紀久雄日記

石波氏の発言になぜ野党の動きが鈍すぎる。国民の聲を否定するような発言は断固許してはならない。デモは国民のささやかな抵抗なのである。民主主義の崩壊でしかない。
話が変るが。寺田寅彦全集の九巻に『海の中に噴き出した新しい島』の中で南硫黄島近くで火山が噴火して新しく出来た島が、また消えていった、というはなしが書かれている。このことは明治三十七年にもあった。そして大正三年、つまり寺田氏が書いている時にもあった。それから数年後に関東大震災が起こった。東京大震災の話が最近テレビなどでも報道されている。ちょっと心配である。
このところ眠れぬ日々が続いている。バッハの音楽でなんとか心を癒して過している。