田川紀久雄日記
一日一日が早くすぎてゆく感じがする。いつも同じ繰り返しの日々であるからそう感じるのかもしれない。午前中と午後に一時間ほどの詩語りの稽古をしている。末期ガン以後多くの詩集を上梓してきたお陰で語る作品に飽きることがない。一つひとつの詩集を深めてゆける。これで良いというものは一つもない。語れば語るほど難しさを感じる。そのことよりも聲を撃つことは身体にとても良い。免疫力を高めてくれる。目標を持って生きていることは大切なことだ。一銭にもならない詩の世界でも、そこに生き甲斐を見出せれば幸せなことである。
詩誌受贈『鹿・133号』
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