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2013年9月 7日 (土)

田川紀久雄日記

いま精神的にまいっている。昨日喪服を買いにいく。詩人とは嫌な生きものだ。心の状況を詩にしようとしているからだ。いままであまり妹のことを詩で書くことをしてこなかった。いま書くことで現状を乗り切ろうとしているのかも知れない。エクリチュールとはそのようなものだと思う。高橋馨さんがエクリチュールについて追求してきたことが、私なりにも考えていたからであろう。言葉とは存在の重さに等しいものでなければならない。詩を書く行為というものは存在の重さをどのように書いていくかという問題である。上野芳久さんの詩はそのような意味でとても心にのしかかってくる。だから彼の詩を語ることによって、彼の魂のあり場を確認したいからでもある。
アメリカのシリア攻撃を行なうことは誤りでしかない。ベトナム・イラク・アフガニスタンから何も学んでいない。オバマさんも以前の大統領と少しもかわらない。
いま私たちは福島の人達の苦しみを忘れている。原発には決して安全という言葉はない。原発は一度事故を起せば科学兵器と同じである。本当の平和を求めるのなら、原発ゼロにしていかなければならない。経済優先の世界からいのちが優先な世界を目指していくことが求められている。

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