田川紀久雄日記
昨日もほとんど眠れなかった。これといって原因があるわけでもない。眠っていないといっても、自然にあるていど寝ているのかもしれない。原因といえば生活苦と妹のことがあげられるかもしれない。相棒のお陰でなんとか生活は出来ている。私は何とかして詩集代(印刷代)を貯めている。最近は本も買わないしCDも買わなくなった。といってもこれも中古品を購入していたのだが、めったに古書店にも行かなくなっている。まあ月に1500円ほど使えばいいほうだ。あとは電話代とインターネット代ぐらいだ。これから物価がどんどん値上がりするのか怖ろしい。また消費税もあがる。なるべく何も考えないようにしている。
いまできたらいろんな芝居を観たいと思う。でもそのようなことは夢の夢の話だ。かつては劇団の人達と付き合っていたが、今は誰もいない。先月は小川英晴さんの招待でフラメンコを観た。やはり舞台はいいものだ。私も詩語りで舞台にあがりたい。板を踏むことはとても素晴らしいことである。自分のエネルギーのすべてをそこにぶつけることが出来るからだ。舞台というものは一つの革命なのだある。詩人の聲もそうであるべきだ。生きている歓びを共に味わうことが目的なのだから。そのために芸人の存在理由がある。詩作品も、そこに感動を呼ぶものがなければ虚しい限りだ。言葉とはいのちの叫びそのものである。
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