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2013年7月10日 (水)

田川紀久雄日記

こう暑くては頭の回転が停止してしまう。参議院選挙があるというのに、私の住んでいる地域はふだんそのままだ。スピカーの音などは聴こえてこない。公園の横に選挙用ポスターが貼っているだけだ。
フクシマ原発で働いていた吉田元所長がガンで亡くなった。東電は原発事故とは関係がないといっている。冥福を祈るだけだ。日本の原発を海外に売ってはいけない。安倍総理は死の商人としか呼べない。それなのになぜ国民に人気があるのか。経済という当てにならない夢を見せびらかしているにしか過ぎないのに。
フクシマ原発の地下水に大量の放射能が含まれている。本当に海には流れ出ていないというがとても信じられない。毎日ないかが起こっている。それなのに原発再稼動の動きが始まっている。フクシマ・ナガサキの原爆体験は何であったのだろうか。国民の身体の中までこの意味は問われていないのだろうか。原爆被害者の中にも原発を容認する聲があった。平和の為ならやもえないという安易な考え方だ。
いま私は詩で聲について書き続けている。詩語りで闘っている一人の人間としてどうしても書いておきたいからだ。詩のかたちを借りて書いているだけだ。これから本気で詩語りを行ないたいと思っている方に対してのメッセイジーである。私の苦しい闘いの記録でもある。

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