田川紀久雄日記
川崎詩人会の忘年会である。時たま人と会うことも大切なことである。そして衆議院選挙日でもある。
文明が豊かになると、幸福になるかというとそうでもないことが解る。人間が文明に振り回されていくからだ。古代時代の方が人間として豊かであったかもしれない。携帯電話が普及するとどんどん新しいものを求めて群がる。携帯電話が人生のすべてを変えてくれると思いはじめる。つねい何かに追われている気分になる。私の携帯電話は相棒との通信にしか使われない。メールもできない。それで良いのだ。一度豊かさを味わうと、そのことが無限に豊かさを求め始める。確かに便利なものもある。それは否定しないが、私はそう以上のものは求めない。人が電子書籍を持ってもうらやましいとも思わない。車も欲しいとは思わない。一日が生きていられることで十分だ。食事も健康の為にそこそこで良い。心の豊かさは物質とはあまり関係がない。自然な環境とネコがいればと願うことぐらいだ。幸福は外面的なことではなく、内面的なことがらであるからだ。あとは人生について語れる友がいればそれに越したことはない。明日のことを心配しないで生きられれば最高の人生だろう。
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