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2012年12月12日 (水)

田川紀久雄日記

この日本はどうなるのだろうか。こんなことを心配をしてもどうなるものでもない。国民の意志とはなんであるのか、私にはさっぱり解らない。原発廃炉への道がだんだん消えかけている。原発反対に対して眼に見えぬ圧力がのしかかっている。それは経済界の圧力かもしれない。人の心を満たしてやれば全員が馬鹿に成るといってのはだれだったのか。経済の豊かさを眼の前にぶら下げてやれば、どいつもこいつもそれに飛びつく。一番大切なものを失っても、赤信号皆で渡れば大丈夫というやつだ。太平洋戦争その果てのヒロシマ・ナガサキそして福島原発事故などなかったかのような状況になろうとしている。福祉政策も削られてゆくのか。哀しみの中で、人の心を掴む詩を書いてみたいものだ。いま出来ることを一つ一つこなしてゆきたい。それがどんな小さなことでも。
詩誌受贈『すてむ・54号』

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