田川紀久雄日記
今年はいろんな人にお世話になった。こうして生きていられるのも温かい支援があるからだ。世の中をみれば嫌なことばかりだが、いつも前向きになって生きていたい。
石原環境大臣は、原発を安全確認してから再稼動するというが、原発には安全という言葉がない。国が責任を取るといっても、総理が辞任したぐらいですむ問題ではない。原発反対運動も小さな事柄を積み上げながら阻止していかねければならない。生物学者が生物を見つめるように。経済はただ金儲けだけの世界でつまらない。フクシマのダチョウはいまどうして生きているのかを学ぶ方が楽しい。捨てられた犬、猫たちのあの淋しげな表情を見ると辛い。なぜそうなってしまったのか。海の魚達はどうしているのだろう。安全神話がもたらした原発事故はどのように生き物達を狂わしてしまったのだろうか。もっともっと本当のことが知りたい。
昨日保坂さんに『慈悲』の版下を渡す。二月の中頃に出来上がる予定だ。いのちについてもっと語ってゆきたい。そして何とかしか語りの回数を増やしたいものだ。
今年はそれなりに充実した日々を過せた。そしてまだ死なないで生きている。生きていることの尊さを感じながら日々を過したい。
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