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2012年8月23日 (木)

田川紀久雄日記

原発はゼロに国民の多数が望んでいる。誰もが福島の原発事故を見ればそう思うのがあたりまえだ。それにウソばかりついてきた東電の姿勢に対して国民は怒りを覚えている。2030年まで原発ゼロは遅すぎる。ドイツのようにすばやく行なうべきだ。そのためには一日も早く送電線問題を解決すべきだ。要は電力関係者がやる気がないのだ。
野田総理にはまったく哲学がない。自己がない人間が総理をやっている国は不幸だ。日本は経済力だけで未来を繋ごうという発想は時代遅れである。それは貧富の差を広げていくだけだ。生活保護を本当に受けたい人たちがなかなか受けられないでいる。憲法には誰でも人間らしく生きる権利があるとうたわれている。好きで貧乏している人などいない。それにはそれなりの理由があったはずだ。
ここ数日激しい欝に襲われている。ときどき欝が襲ってくる。その欝の原因は、自分が存在していることに対してなのだ。何をしても出口が見えてこない。耐えられない存在に対していらだつだけだ。
萩原朔太郎の詩を一篇「つめたきもの生れ/その歯はみづにながれ/その手はみづにながれ/潮さし行方もしらにながるるものを/浅瀬をふみてわが呼ばへば、/貝は遠音にこたふ。(貝)

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