田川紀久雄日記
四時半には朝焼けが綺麗だった。朝焼けの時は雨が降るという。
原発事故でヤマトシジミチョウに目や羽に異常がでている。人体には影響がないというが本当だろうか。幼児達が大人になったとき本当になんでもないといえるのだろうか。体内被曝はそのときは何でもないが何十年後には影響がでてくるものだ。もっと強く放射能のことは国に対して言っていくべきだ。
やっと窓側のアサガオが毎日咲き出した。窓を開けてみていると心が和むものだ。花のいのちは短いが、精一杯咲いて散ってゆく。大切なのは精一杯生きるということだ。そのことによって死も受け入れられてゆくのだろう。
新たな詩集に向けて船出した。題は『いのちのひかり』である。宮沢賢治が「銀河鉄道の夜」で本当の幸福を求めていこう、と叫んだことばの意味はやはり賢治にとっては書き続けることであった。詩人は書くことの中でしかみんなの幸福を願うしかない。物質的な豊かさではなく、心の豊かさを求めるのが詩人の勤めである。いろんな詩があってもいい。でも詩人一人ひとりが何を求めて書いているのかをちゃんと明確にしていくことが必要なのだ。はやく次の詩集を上梓したいがまだお金が足りない。生活を切りつめて何とか今年中には出したいものだ。もう部数はそれほどいらない。
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