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2012年6月 6日 (水)

田川紀久雄日記

髙橋渉二さんから、操車場の原稿が入った。原稿用紙二六枚である。ありがたい。印刷もデジタル化になってきている。デジタル化だとどうしても印刷が薄くなるし、活字もあまり良くない。手作りだと印刷・製本は大変だが、印刷は綺麗に出来る。
時代がますます不安な世の中になってきている。人に対する思いやりが希薄になっている。本当に人と人との会話がなくなっているような気がする。これもITの影響なのだろう。メールでやり取りするのは、気楽に出来るが味がなくなる。やはり人の聲を聴くことでちゃんとした会話が成り立つ。眼に見えないものと語り合うことは、ただの記号化の交信である。詩も活字だけではなく、聲に出して読むことがいかに大切であることを感じてしまう。幼児にたいしての童話の読み聞かせは、子供の心を豊にさせるものである。それと同じように詩の朗読も、豊かな聲で語りかけることで、活字を越えた世界が開けていける。詩の心を他者に届けることは至難な業だが、それい挑戦していける詩人が増えてくれれば、現代詩ももっと豊かさを増すのだがと思う。しかし、詩の朗読は難しいので、逆に、聴かなければ良かったということになっては困る。でも朗読の回数をふかさなければ、上達しなことも確かなことだ。出来るところから朗読を体験してゆくことが今の詩人には求められている。

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