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2012年6月28日 (木)

田川紀久雄日記

電力会社の株主総会が行なわれたが、脱原発をどこでも拒否された。全国的にも脱原発の国民運動が展開されているというのに。株というものは利益を上げるために購入するのだから、利益に反することには株主は反対する。しかし脱原発がほんとうに利益に反するものだろうか。自然エネルギーは初めはお金がかかるかもしれないが、未来の為ならそれもいたし方がないのではなかろうか。自然エネルギーへの技術は物凄い勢いで進化している。東電総会をテレビで見ていて、原発で避難している人たちは、息どうりを感じただろう。高齢化して行く仮設住宅の人たちの哀しみの顔をみるのはつらい。
『愛するものたちへ』の語りがなかなか上手くいかない。うたうように語れない。気持ちが良い語りはどこかでうたっている気分になれるが、語りの調子が上手くない時は、吃音状態になる。どこかで居心地が悪い。新しい詩集の語りを始めると一ヶ月はこのような状態がつづく。そもそも私の詩は語りには適していないのだろう。なぜなら語りようには詩を書いていないからだ。書きたいように書いているだけだから。そしてリズムより思想的な事柄を優先してしまう。初めから詩を書くことを拒否している。詩という形を借りて詩らしきものを書いている。今の詩人達の詩にそれほど興味が湧かないのもそのへんの事情があるからだろう。私には詩人がどのような思想と向き合った詩を書いているかに興味を注がれる。いかに自分の生き様と闘っているかだ。詩の面白さはそこに尽きると思う。

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