田川紀久雄日記
やっと詩集が送ることができた。あとは出したことを忘れることだ。反響など期待するのが誤りである。生きている中で自分にとって出来ることをやったまでである。詩歌の世界に何も期待しない。ようは自分自身の問題なのだからだ。自分がどうこの世界と向き合って生きているかということである。そこのとことを明確化して行く上で私にとって詩が大切な役目を果たしているということだ。でも他人の詩でも私の心の中に入ってくる詩と出会うと嬉しくなる。誰にも気付かれずに人の心の襞に入り込める詩を書きたいものだ。それは一つの詩明かりの世界であるからだ。
世の中は嫌なことが多すぎる。その中で美しい音楽を聴くように、一篇の心温まる詩に出会うことを願う。人生の一瞬でも良いから、生きていてよかったと思える世界に出会えることを希っていたいものだ。詩語りもその中の一環として行なっている。そのようなことを通じて人明かりを求めて生きている。
詩集を希望の方は漉林書房までご注文をいただければ幸いです。
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