田川紀久雄日記
吉本隆明のように、原発に賛成な人間の頭の中は解らない。彼が苦労したといっても、放射能で辛い人生を送った人のいのちの苦しみは解らない。一種の科学信仰の幻想でしかない。科学でも、前進する時と、撤退する時がある。この判断が出来ない人間には科学を委ねることが出来ない。汚染された大地からどのように放射性物質を除去をするのかの科学はいま求められている。いろいろ研究されているが、まだ実用的な面からはほど遠い。
いま難病とされている病が割と多い。国がそれを認めない以上、救済が求められない。国は一日も早く、難病からの救済を行なってもらいたいものだ。難病は、健康保険が適用されない治療が多い。家族への生活の負担があまりのも多い。日本の社会はまだまだ弱者の大しては冷たい。自分達の幸せだけをもとめている社会はいつか滅びてゆくものだ。
今日は川崎詩人会がある。天気になってほっとした。
三月十日のライブの予約を蒼野詩帆さんから電話をいただいた。野間明子さんと高畑耕治さんの三人しか今のところない。ちょっと寂しいものだ。でもめげずに生きて行くだけだ。来てくれた人にいい語りを行なうだけだ。
詩誌受贈『水盤・9号』『いのちの籠・20号』
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