田川紀久雄日記
昨日医師から三週間ほど入院したらといわれた。血糖値が高すぎる。私は野良猫のピンのことを思うと、それはできない。断わらざるを得ない。自分の体は自分でしっかりと管理しなければならない。
東電は来年には二割ほど電力料金を値上げするという。それも権利だとぬかす。消費税もあがったら、貧しい人たちは生活が出来ない。まずは電力の自由化を進めてもらいたい。
民主党のマニフェストは総崩れだ。国民を裏切り続けてきた。国民からはもう信頼を得ることはできないだろう。福島原発の収束宣言をしながら、次から次へと事故が起きている。ウソの綺麗ごとは言わないでもらいたい。
ときどきホームレスを見るが、この寒さの中でどうして生きてゆくのか、とても心配だ。ただ見ているしかできない自分が悲しい。テレビで仙台のホームレスの人が映し出されていたが、行政で何とか救い出してもらいたいと願う。仕事がないという。津波で工場がつぶれ、そのまま解雇され今に至っている。本当にやりきれない気持ちだ。他人事では済まされない。このままだと福祉行政は頓挫していくしかない。国会議員たちは昨年より多いボーナスをもらっている。何のための議員なのかわからない。
午後から保坂さんと会うことにしている。詩集の件の打ち合わせだ。詩集を売って何とか印刷代を稼ぎたいものだ。
高畑さんから朗読の許可をもらう。私の語りは書き手の思いとは異なるかもしれない。作品を読み込んで深いところで語るつもりだ。いちど作品は作者の手から離れると、宇宙が無限に広がっていくようなものだ。高畑さんの詩は、ある意味で語りづらい世界である。そこの所がまた語り手にとって楽しいところでもある。困難と向き合うことが自己を成長させる鍵でもある。
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