田川紀久雄日記
来年の二月に発行する『神話の崩壊』はなんとしても七〇冊は売りたい。そうしないと印刷代や送料がでてこない。世の中が不景気だと買ってくださる方が減ってくる。詩集というのは売れないものだと決め付けるのはいかがなものか。日本の人口が一億二千万人もいるというのにたった数冊でも売るのが大変なのが詩の世界である。中には百万部も売れる詩集もある。それは書店に詩集など置いてくれないことにも原因がある。またいまの日本には詩集の朗読文化がないことも原因の一つなのかもしれない。
来年には新幹線が札幌までが着工すると言う。札幌まで行くことはないかもしれないが、気分的には嬉しい。しかしいまの鉄道料金は高すぎる。貧しい人にとっては生き抜くに世の中だ。円高でも物価は少しも下がらない。またガソリン代も上がってきた。そのうえ消費税が値上げしたらどうして生きてゆけばよいのかとても心配だ。
操車場にあと数人の詩人が参加していただけると有り難いのだが、なかなか書き手がいないものだ。
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