田川紀久雄日記
スタッズ・ケーケル『死について』(原書房)を読み始めたら、なかなか面白い。死ついて語ること生について語ることに他ならない。最近ほとんど本を読まなくなった。それは暑いせいもあるが、それより小さな活字は読めなくなった。まず二段本は無理だ。テレビも観ない。音楽を聴いているかというと、そうでもない。ではものを書いているかというとそれもない。では何をしているかというと、語りのことを考えている。そして時間があれば公園に行って稽古をする。自分の求めてきた世界にちゃんとした世界を築き上げたいからだ。
まもなく詩集が出来上がって来るので、本の置き場所を作っている。もう読みそうもない本は井原さんのところに送っている。残っている全集本を丁寧によんでゆきたい。部屋の中には多くのキャンバスがあるので、なかなか部屋がかたずかない。誰かに買っていただければよいのだが、なかなかそうはいかない。なんでもそうだがお金にするには大変なことだ。詩集もお金にしてゆかなくては次の詩集が出来なくなる。やはり生きていることは大変なことである。
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