田川紀久雄日記
東北のお米からセシウムが検出されれば、売れなくなるだろう。新米の検査が始まった。農民はいま不安に駆られながら生きている。いくら微量と言っても毎日食べる主食だから国民は控えるだろう。これを風評被害といえるのだろうか。いま国の安全基準に信用が出来ないから風評が起きる。それにいつものようにただちには影響がないという保安院の言葉に国民は辟易している。
避難地区の土地の借り上げより、なぜ汚染度の除去をしないのだろうか。それは借りたほうが安くつくからだ。これでは中国のやり方と同じだ。国民を犠牲にして国策が優先される。原発は国策であったからだ。そしてこの夏の節電騒ぎは何であったのだろうか。東電は東北電力に電力を融通している。下町の工場では節電の為に大変な目にあっているというのに。
峰岸了子さんが先日のライブにきてくれた。ハガキに美しい絵までついている。彼女も私の同じ病に。そして詩の朗読に打ち込んでいる。『詩人の聲』の入場料が上がるという。生活がピンチだとそう簡単には聴きにいけない。優れた朗読は聴いてみたいものだが。それぞれが頑張って行なうしかない。
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