田川紀久雄日記
甲状腺被曝こどもの45%と朝日新聞の朝刊の一面に書かれてある。政府は相変わらず「問題のないレベル」という。そんなことはない。問題がないとしかいえない理由が隠されている。もし問題があるといってしまえば、もう福島にはだれもが住めなくなるからだ。この責任はいまなお国も東電も取ろうとしていない。
今年は福島の桃が馬鹿に安くうられている。まるでバナナの叩き売りの感じだ。これでは農家がやっていけないのではと思う。自前で放射能を検査をしているところがあるが、逆に信用に疑問を感じてしまう。放射能からの疑問はなかなか拭い去れない。
私の詩集『鎮魂歌』は来週には出来上がる予定だ。そして末期ガンの宣告を受けてから四年目の聲を聴いてもらいたいものだ。手術もせず抗癌剤も途中で拒否してきた私がここまで生きてこられたのも、詩語りをおこないたいという一念の思いがあったからだ。夢を強く持って生きることは免疫力を高め、ガンに負けないでいられる秘訣でもある。いまガンと闘っている人たちにこのDVDを届けたいものだ。聲の力はどんな薬よりも効き目が高い。
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