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2011年8月15日 (月)

田川紀久雄日記

あの時の八月十五日の東京は暑かった。そして今日も暑い。アメリカは日本に原爆を落として以後、北朝鮮にもべトナムにも落とす計画があった。戦争で原爆を使うことは許されるべきではない。それでも今な大量の核兵器がある。中国は軍事予算が鰻上りだ。国家の安全という名目で軍事費が増大する。人間の愚かさがいつまで続くのだろうか。
MDを整理していたら、東淵修さんの「人情釜ヶ崎」が出てきた。それに山鹿さんのものや若松若太夫のものまででてきた。このような語り物の世界がいまはすっかり忘れ去られてしまった。ただtだ薄ねったいききやすいものしかなくなってきている。朗読でもただ聴きやすいものだけを求めている。それだけ人の心はやわなものになったのだろうか。
天童大人が企画している『詩人の聲』は詩人の朗読にとって大きな功績を残しつつあるが、詩人達がそれにほとんど気付いていないということだ。それにしても七百回近いのだからお金を払っても損をしない語り手が出てきても良いのだが、まだまだ時間がかかりそうだ。

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