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2011年7月22日 (金)

田川紀久雄日記

なんだかわからないがこのところ精神的にまいっている。詩が書けない。
野間明子さんからメールで原稿が届く。
以前から読んでみたいと思っていた本が古書店で百円で手に入れた。それは鴨志田穣著『遺稿集』(講談社)である。鴨志田さんは川崎の人である。漫画家の西原理恵子さんの旦那であった時期がある。だからどうしたといわれても困る。人間的には困る人かもしれないが、もの書きにはとても興味をそそる人間だ。
詩の朗読は、テキストを伝えるという意味ではそれほど面白いものではない。それなのに何故詩人は朗読をするのだろうか。聲の目的には、テキストを伝えることや、芸能としての聲を発することがある。そして霊的な聲の方法もある。詩人にとってこの三つの方法を一つに行なうことに意味があるように思える。それは詩の発生によるところが多いからだ。だからこそ基本になるのは聲の力である。ひたすら聲の力を身に付けることが求められている。


七月三〇日 キッド・アイラック・アート・ホール
○詩語り「いのちを語ろう」宮澤賢治・島村洋二郎の詩から
   田川紀久雄・坂井のぶこ
   「洋二郎を語る」後藤洋明×島村直子
7月30 日(土)18:00〜20:00 
入場料2000円 (ドリンク付き) 要予約 先着50名
1階ホールにて

(収益の一部は東日本大震災の義援金にさせていただきます。)

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