田川紀久雄日記
『鎮魂歌』を語ると一時間十五分かかる。詩集としては丁度良い。一時間を語るには、簡単にできるものではない。やはり半年ほど精進をしないと人前ではできないものだ。今詩人達は簡単に詩集をまるごと朗読をするが、それはただ読んでいるにすぎないのではなかろうか。経験はとても大切である。以前のビデオを観てもやはり語りきれていない。いろんな経験を通してしか人は進歩しないものだ。同じ詩集をなんども人前で朗読することで上達してゆくものだと思う。日々精進していても毎日何かが違う。だからひたすら稽古を積み上げていくしかない。
『詩と思想』の7月号が届いたが、そのなかで下前幸一さんが『いのちの聲』を取り上げてくれた。これは思いもよらないことであった。ありがたい。そしてインフォメーションで「島村洋二郎展と語り」を載せていただいた。
泉谷栄さんから食料が送られてくる。とても助かる。彼の病状もとても心配だ。そして阿字の発行が遅れているのも心配だ。
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