田川紀久雄日記
夢を失ったとき人の心は生命力を失ってゆく。災害者の中で、このような人たちが沢山いる。最後は孤独死になってしまう。これは阪神地震の時もそうであったが、東日本大震災でもこの問題を解決する道を見出してもらいたい。これは個人の力ではどうにもならない。
原発事故で避難に追い込まれた福島の人たちは、いつ帰れるか解らない辛さは言葉では言い表されない。仕事も失い、仲間も失いまさに地獄に突き落とされた重いであろう。東電からの保証問題もうやむやのままだ。危険だと知りながらもとの家に戻る人たちも出てくるだろう。いま求められているのは一つの絆であろう。多くの人たちが何かをしたいと思っている。どんな小さなことでも救いになる手を差し伸べてゆきたいものだ。七月のライブは入場料の一部を義援金になる。一人でも多くの人たちに来てもらいたいものだ。そしていのちの聲を聴いていただきたい。私は毎日公園で眼に見えないが悲しみに沈んでいるひとたちに向かって声をあげている。そのことは別に直接何にも役立つことはないが、それを行なう心が波動となって広がってゆくものと信じたい。祈りと愛を求めて生きていたい。
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