田川紀久雄日記
もうすぐ春だと思うと心も和むものだ。梅を見る季節になった。歩かなくて見れる場所がないものかと思う。一度は水戸の偕楽園に行ってみたいものだ。
ガソリンが高値になった。投機マネーが動いている。お金は人を滅ぼすものだ。権力と欲でいま中東は革命が起きている。お金を独り占めすることは浅はかなことである。世の中に循環させることが必要なのだ。それにしても私のところには回ってこない。
詩語りがやっとみえてきたことがある。語ることが人明かりになるということだ。私に出来ることをやることが人明かりの道なのだ。六十八歳を迎えて何かが変ってきた。もう迷うこともない。自分が輝いて生きてゆくことが人明かりでもある。貧しい生活も生きる糧になっている。今日はこのことをエッセイで書いてみよう。
禅にも三つの方法がある。立禅、座禅、寝禅である。どれも複式呼吸でおこなう。この中で一番身体に良いのは寝禅である。語りは立禅にあたる。胃癌はこれを行なうことで治ることもある。別にお寺で座禅を行なう必要はない。良寛さんは寝禅を行なっていたという。良寛さんの聲は朗朗として美しかったという。それはそうだそれだけ修行した人なのだから。良寛さんの詩は聲を出して唄いたくなる。本当の詩は聲が出したくなるものなのだ。
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