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2010年12月 8日 (水)

田川紀久雄日記

十二月八日は開戦の日である。いまの日本も嫌な兆候がある。中国や朝鮮に対しても冷静に判断をしていかねばならない。日本の領土を守るといういみでのある程度の軍事力は必要かもしれないが、あくまでも平和を維持するための軍事力であらねばならない。平和をまもるということは政治家の一番の勤めである。
いま企業家での虐めが蔓延っている。人間は何故弱い立場のひとを虐めたがるのか。思いやりがない時代になってしまったのか。仕事がない、大企業に勤めていても解雇される。安心して暮らせない世の中だ。
市川海老蔵が無期限謹慎処分は、彼の為にも良いことだ。本当の大役者の成長してもらうためにも。確かに海老蔵は大変な重圧の中で芝居をおこなっていた。それは市川団十郎継ぐものの宿命なのだ。初代の団十郎からいろんなことがあった。最近の彼の芝居はそれほどよくはなかった。新聞などでも厳しいく批判されていた。役者はこの厳しい批判を肥やしにして成長してゆくものだ。批判派ありがたいことだ。何も言われなくなったらおしまいだ。詩人達の朗読も誰も批判しないから少しも成長しない。詩人達はすぐに自己弁護をする。私は役者じゃないからとか・・・。入場料を取るという意味がわかっていない。
私も人には厳しくはいえない。客を納得される語りが出来ていないからだ。だからこそ日々精進に励んでいる。いのちを語るとは何かをいま真剣になって苦しみながら考えている。ガンであるから許されることはない。舞台にたつことはガンなどとは何も関係がない。お客の心を豊かにすることが舞台にたつことの意味なのだから。単なる自己表現などと甘ったれていてはどうにもならない。
昨日は『野良猫について』のエッセイを書いた。
穂谷さんから林檎が送られてきた。毎年ありがたい。彼も長野の出版社に勤めているが、やはり大変らしい。

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