田川紀久雄日記
この日記をガンの人が読んでくれている。共に生きているということの共感が大切なのだと思う。弱い立場の人たちも、共に手を結ぶことで力強く生きていける。孤立してはだめなのだ。話し合える友がいるということは生きてゆく上に大きな支えになる。いま家に閉じこもりの人が何万というという。就職も出来ず、親の世話になって生きている。これは大き社会問題だが、これといった解決策が見出せないでいる。小さな夢でもよいから持っていきていれば救われるのだが、部屋に閉じこもってゲームだけで過ごしているのは大きな問題である。
町の公民館で俳句の教室に通っている老人達を見ると、それなりの喜びの顔を見ることが出来る。仲間と話し合う。ただそれだけでも素晴らしいことだ。いま詩人達も俳句を書く人が増えている。詩の教室は町のなかではほとんどない。誰でも書ける楽しい教室があってもよいと思うが、みつからない。どのような詩でもそれを馬鹿にしないことだ。下手な詩でもそこにはいのちの表現がなされていると思うと、詩を越えて書いた人の人間が見えてくる。
詩人達の年齢もどんどん高齢化している。どこの同人詩誌をみても平均年齢が六十歳以上のところが多い。やはり書き続けている人の精神は若々しいものだ。詩人達よ朗読をすればボケの予防にもなる。健康の為にも聲をだすことだ。
« 田川紀久雄日記 | トップページ | 田川紀久雄日記 »
コメント