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2010年12月22日 (水)

田川紀久雄日記

冨上芳秀さんから「梟通信」が送られてくる。そのはがきに操車場43号を読了しました、とある。いま同人詩誌仲間でも他者の作品を読まない人がいる。とくにページが多くなると確かに大変である。作家の場合編集者がまず読んでくれる。しかし昔のような編集者はいまはもういないらしい。作家を育てるのではなく、商売のための編集者になっているという。電子書籍では、編集者を通さず読者と直接に関わって行く。同人詩誌の場合、まず編集者あるいは発行人がまず眼を通す。そして合評会が行なわれる。でも操車場は私の身体的理由で合評会を行なっていない。参加者は誰一人とて詩人ではない。ある程度の書き手たちである。自らの作風を確立している。操車場はどこの詩誌にも劣ることがない。私が長い間『漉林』という詩誌を発行してきたお陰である。私の生活を考えて参加してくれている人もいる。ほんとうにありがたいことだ。操車場は自分の書きたいテーマを追求して作品を載せていただいている。月刊でなければ出来ないものがあるはずだ。連載作品は、読者のとっても魅力がある。操車場の魅力はここにある。年金生活では詩誌の参加はそれなりに負担がある。大変なことだ。手作り詩誌であることによって参加費も抑えられる。参加者一人ひとりにお礼を申し上げたい。それにしても末期ガンと宣告されてすぐに始めたこの詩誌がこんなに続くとは、私すら思ってみなかった。詩誌の発行はガンに対して免疫力を高める作用があることは確かだ。もっと生きていたいものだ。

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