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2010年12月18日 (土)

田川紀久雄日記

庶民の暮らしが確かに苦しくなっている。近所に江スパがあるが、お客はほとんど入っていない。店員もやる気のない表情だ。何をうりたいのか、はっきりしない。ただ漠然と物がおいてあるだけのような感じだ。物を売るということは大変なことである。私も漉林書房を営なんでいるが、一冊の本を売ることがいかに大変なのかを毎日思い知らされている。詩集は売れないものだという発送は否定すべきだ。世間ではそう思われているが、出版社がそう考えてはならない。
私はガンになって以来六冊の詩集を上梓している。死を宣告された人間が、いかにガンに負けないで生きていたかの記録詩集である。それは愛という世界に生きることで、免疫力を高め、生きて行くかという物語でもある。何故売れないのかは、宣伝不足であることの大きな理由である。私は何をしても自分を売り込むことが下手な人間だ。語りのライブを行なっても人を集められない。
長谷川忍さんからカンパをいただいた。本当に助かる。彼のライブにも聴きに行っていないのに、申し訳がない。来年からは天童氏の企画であっても、友達が行なう場合には出来るだけ聴きに行かねばと思う。『詩人の聲』にはなんら未練もないのだから。やらしていただける人にはどんどんやってもらいたいものだ。詩人にとってこの場は貴重な体験ができるからだ。この企画は凄いことだと思う。
詩誌受贈『笛・254号』
詩集受贈『森野満之詩集・合掌詩集』

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