田川紀久雄日記
オレオレ詐欺が多発している。神奈川県で一億五千万の被害がでているという。特にお年寄りの被害が多い。彼らは本当に悪質だ。こう不景気がつづいていると、人の心を騙して詐欺事件が増えてくる。私のようにほとんど預金がゼロだと詐欺にあうこともない。
『いのちの聲』の詩集の予約を始めているのだが、さっぱり予約が入ってこない。一月の十日ごろに出来上がってくる。何としてでも印刷費だけは回収したい。定価二〇〇〇円。予約は漉林書房まで。
島村洋二郎の語りの稽古に入る。自分の身体になじむまで稽古をすることだ。人の詩の語りはつねに楽しいものだ。私は人集めが下手である。無理をして人を集めることをしない。チラシは配るがそれ以上のことはしない。だからいざライブになると、ほとんど人があつまらない。そのことによって、まだまだ語りが未熟だからだと思って、また精進に励んでいく。このよな繰り返しを何十年と続いてきた。いままで私の詩語りを呼んでくれた人たちにたいしても、つねに精進をしてよりよい語りの世界を構築することが私の仕事でもある。田川さんをあの時呼んで良かったといわれるためにも。ガンも落ち着いているので来年は少しライブの数をふやしてゆきたい。そしてできれば多くの語りについてのエッセイをまとめてみたいものだ。
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