田川紀久雄日記

金星の探査機「あかつき」には二五〇億円かかったという。でも未来に向けての夢としては無駄ではない。いくら失敗をしても夢を抱いて行動をすることは多くの人に勇気を与える。失敗を怖れて何もしないことの方が大損である。
計画を立てて努力することは大切なことだ。「あかつき」も万全に実験を繰り返し行なって打ち上げたのだろう。それでも未知な世界には、何がおこるのか解らない。朝方見る金星は美しく輝いている。6年後のまた「あかつき」は金星に接近する。まだまだ夢を持ち続けていたい。
昨夜急にお腹が痛み出した。とても不安であった。単なる腹痛であってくれれば良いのだが。末期ガンである私はつねに不安を抱えて生きているのはやはり精神的に辛いものがある。温泉に入って二日を過ぎると、疲れがどっと出てくる。朝起きるときは、なかなか床から起き上がれなかった。
地球の温暖化問題で各国の利害を優先して問題が少しも変らない。このままだと地球が滅びてしまうのに、目先の問題に縛られていてどうにもならない。メキシコでの会議はなにも解決されないで終ってしまった。地球は金星のような星になってゆくのかもしれない。
信州日報に「東京の山本弘展と山本陽子」を送ってみたが、採用してもらえるかどうか。でも山本陽子は少しでも紹介したい。彼女の最高の作品横書き詩が（第二巻）が在庫があるのだから。